さいかいタイニーハウスデザインコンテスト2025【Competition】
西海市の原風景「石積みの段々畑」は今、担い手不足により維持の危機にある。
一方で、都市部には「土に触れたい」と願う潜在層が多く存在する。
本提案は、 この需給の不一致を解消する「労働交換型の離れ」である。
① 仕組み:ミカン・チケットの循環 ここには金銭のやり取りはない。あるのは 「労働」と「対価」の交換だ。
来訪者は農作業を30分手伝うことで、木札「ミ カン・チケット」を得る。
これは飲食や地域住民との会話へのパスポートとな り、急斜面での苦労を「体験」へと変換する装置となる。
② 建築:風景にダイブする大屋根 急峻な地形に対し、地面まで伸びる大屋根を採用。強い海風を受け流し、西海 ヒノキの架構を守る。
海へ広がるデッキは、作業の疲れを癒やし夕陽を眺める 特等席だ。
石積みを傷つけないよう独立基礎で浮かせた建築は、農家の軒先に 新たな生業の種を蒔く。
Date. 2026.01
Principal use. 店舗
Location. 長崎県西海市
Structure. 木造平屋建て
Site area. -
Total floor area. 29.81㎡